基本的に丸卓は杉棚と同じです。
何が違うかというと…飾り方!!
そのため、杉棚と異なる30番を取り上げます!
30.右手で柄杓をひきつけるようにして取り、左手で節の下を、それから右手を裏返して柄杓の下から取り、丸卓の上にかぶせるようにして斜めにかける。
蓋置を右手で取り、左手に扱ってから柄杓の左手前に置く。茶碗を右一手で勝手付けに置く。棗を半月持ちで蓋置と対称的な位置に飾る。
一応すべての点前をのせておきます♪
1.茶碗を自分の斜め前(ふすまを開け始める方)に置き、一礼する。
2.茶碗を右手でとり、左手に乗せて水指の前まで運ぶ。座ったら、左手に持ち替えて勝手付けに仮置きする。棗を半月持ちで水指の右前に置く。茶碗は3手(左前、右横、左横)で水指の左前に置く。
3.水屋に戻り、蓋置(竹)と柄杓をかけた建水を左手に持って進み、正面に座る。建水は手なりの位置に置く。
4.柄杓の節下を左手で取り、自分の正面で構え(鏡柄杓)、蓋置を長板の左下の隅のところに置く。柄杓を蓋置の方に傾け、柄杓の先を右手で上からかぶせるように持ち、蓋置に置く。
5.建水を進め、居ずまいを正す。
6.茶碗を右手前、左横、右横(3手)で自分の正面に置き、棗を自分と茶碗の間に入れる。
7.帛紗をさばき、棗、茶杓を清める。棗は水指の左前に置き、茶杓はその上に置く。帛紗は左手に持ったまま。
8.茶筅を水指の右前に出し、茶碗を手前に引く。
※男性は帛紗を腰につける。
9.釜の蓋を開ける。帛紗を右手にとり、左手の人差し指と中指で挟み、その上に柄杓を持ってくる。右手で帛紗をとり、蓋の上に置いて蓋を向こうにきってから開けて、蓋置の上に置く。
※男性は帛紗を用いずに開ける。
10.茶巾を右手で茶碗からとり、蓋置の上に置く。
11.茶碗にお湯を入れる。柄杓を横にし、右手を節の下に持っていく。釜からお湯を一杯すくい、すべて茶碗に注ぐ。柄杓は置き柄杓で釜にかける。
12.茶筅通しをする。左手は茶碗を上下で抱えるように支える。
13. 茶碗の中のお湯を建水に捨て、茶巾で茶碗を拭く。右手で茶碗を置き、右手で茶巾を元の場所に戻す。
14.茶粉を入れる。茶杓を右手で取り、左手を軽くついてお菓子を勧める。茶粉を1杯半入れる。
15.(杉棚では中板を親指を上にして向こうに押してから)水指の蓋を3手で開ける。右手で取っ手を取り、左手で左下(8時)、縦に傾けながら右手で左上(10時)を取って水指の左横に立てかける。
16.柄杓を下から取り、一杯すくって、半分を茶碗に注ぐ。注いだ後、柄杓を切り柄杓で釜にかける。
17.茶筅を取り、お茶を点てる。茶筅を戻し、茶碗を左手の上にとり、正面を向こうに向けてへり外に出す。
18.正客が一口飲んだところで、帛紗を右手で取り、打ち返して腰につける。
※男性では省略。
19.戻ってきた茶碗を右手で左手の平にとり、右手で正面に置く。
20.柄杓を下から取り、お湯をすくい茶碗に注ぐ。柄杓を置き柄杓で釜にかけたら、茶碗の中のお湯を建水に捨てる。正客の「おしまいください」を受け、改めてお辞儀をする。
21.柄杓を上から取り、水差しの水をすくい茶碗に注ぐ。切り柄杓で釜にかける。その後、仕舞いの茶筅通しをする。
22.建水に水を捨て、左手に持ったまま茶巾を右手で中に置き、右手で茶碗を正面に置く。
23.茶筅を茶碗の中に戻す。
24.右手で茶杓を取り、左手で建水を引いた後、右手に茶杓を持ったまま帛紗をさばく。その後茶杓を清める。
25.茶杓を茶碗に伏せて置き、自分の正面に茶碗、棗をそれぞれ一手で置き直す。
26.帛紗を建水の上ではたき、腰につける。
27.柄杓を下から取り、水差しの水をすくい、釜に注ぐ。湯返しをする。
28.柄杓を正面で構え、右手で釜の蓋を閉める。柄杓を一度蓋置に預ける。
29.水指の蓋を3手で閉める。右手でふたの横上を取り、傾けながら左手でその下を取り、右手で取っ手をつかみ閉める。 (杉棚では中板を引いて戻す)
30.道具を左側のものから順に飾っていく。右手で柄杓をひきつけるようにして取り、左手で節の下を、それから右手を裏返して柄杓の下から取り、丸卓の上にかぶせるようにして斜めにかける。蓋置を右手で取り、左手に扱ってから柄杓の左手前に置く。茶碗を右一手で勝手付けに置く。棗を半月持ちで蓋置と対称的な位置に飾る。
31.ひと膝抜き、建水を持って立ち、水屋に下がる。
32.茶碗を右手で左手にとり、運んで戻る。はじめと同じ位置に置いて一礼。